そんなことよりお腹が減ったよ

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雪とトラウマ 〜青色の恋〜2

前回までのお話・・・・

 

lextygo.hatenablog.com

 

 

 レゴC「あ、青色で!!!」

 こうなったらやるしかねぇ。

Y子ちゃんと一緒のクラスになる為、腹を決めたサカモトでした。

 

それから3週間くらい後、、、スキー教室当日。

 

先生「クラス分けした通り、みんな別れましょう」

いよいよこの日が来ちまった。できる事なら教室の前に滑りに行きたかったけど、それも叶わなかったのでぶっつけ本番。

 

レゴC「Y子ちゃん、、今日頑張ろうね!」

 

Y子『うん、楽しもうね

 

まじかY子、お前は楽しむ余裕があるのかよ。

私は緊張してガチガチでした。

 

 

先生「よーし、青組はリフトで上まで行くぞー」

 

くそ、もうここまで来たらやるしかねぇんだ。

せめてリフトでY子の隣に座りてぇ。

確かY子ちゃんは組色と同じのスキーウェアだった。

今思い返せば、きっともうこの辺りから私とY子の距離は離れていってしまったんでしょう。

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翔平「レゴCって滑れたんだね?俺知らなかったよ。

結構滑れるの?」

なんでよりにもよってリフトの隣がお前なんだよ。

もはや仮名も面倒だからお前に限っては実名出しちまったよ。。

Y子ちゃんは4つくらい前のリフトに乗ってるから姿さえもまともに確認できねぇ。

 

レゴC「まぁね。お前よりはな。」

 

こいつはいつもなんかイラっとするデブで、何かと絡んでくるんです。

だから私もこいつに対しては適当に接していました。

 

翔平「ははは、よし!じゃあ着いたら競争しようぜ。」

てめー黙ってろよな、それどころじゃねんだよ。

今でも、翔平が着ていたスキーウェアの色思い出せるわ。

なんか迷彩で赤色だった。

 

到着。

 

先生「乗る前も話したけど、リフト乗ったペアで下まで滑ってもらうからな。」

 

まじかよ、先生俺聞いてないぞ、てか聞こえてなかったのかもしれない。

Y子ちゃんを探す事で頭がいっぱいだったからな。

 

翔平「レゴC、スキー上手いの?」

 

また聞くのかよ。なんなんだお前は?

 

レゴC「なんで?さっきも聞いてたけど。」

 

翔平「俺、実はあんまり得意じゃないんだよ。滑れるけど、普段はこんな高くまでこないから」

 そうなのか。じゃあなんで青組にしたんだよ?俺も人の事言えないけどさ。

なんで、、

ま、まさか?お前もなのか?もしかして同志なのか?

お前も好きな子のために。。

 

レゴC「じゃあ、なんで青組に?」

 

翔平「みんな、俺のこと滑れると思ってるじゃん?だから下の組選んだらダサいかなって。」

 

知らねーーーよ!そんなこと今年始まって一番どーでもいい情報だよ。

お前はだだの馬鹿野郎だ。

くそ、そんなことよりY子ちゃんどこだよ。

 

次々と滑り出す生徒たち。。

 

先生「次、レゴCと翔平!下まで降りたらそこで待ってろよ」

順番が来た。

そんな話を聞きながら心拍数は上がりまくっていた。

チラっと翔平の方を見たら、奴は既に滑り出していた。

 

サカ「(チッ)」

くそデブめ張り切りやがって。

私も見よう見まねで滑り出した。。

 

ざっ。

 

 

この時自分でも驚いた。

滑るだけならめちゃくちゃ簡単だった。

 

少し余裕が生まれて、前方を見ると。

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 いた!!

あの青いウェアはY子ちゃんだ!!!!

 

近くまで行くぞぉぉぉぉ!!!!

 

その時、チラっと視界に入って来たものがあった。

 

 

赤色の迷彩

翔平だ。

あいつ何してんだ?

物凄いスピードで俺とY子ちゃんの間を滑り抜けていった。

そして。

 

 

ドズッ

 

 

翔平は何か叫びながら、コース横の網のようなものに豪快にタックルをかましていた。

 

ふっ雑魚め。ヒヤヒヤさせやがって。突っ込まれるかと思ったぜ。

どうせ止まり方がわからなかったんだろう、俺のように。。。

 

そう俺のように。

 

 

一瞬で頭が真っ白になった。

目の前にはY子ちゃん。デブのタックル。網。止まり方がわからねぇ。

 

 

 

ドズッ ゴッ

 

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テンパっていたら、いつの間にか突っ込んでいた。

そう豪快に。

 

 

 

しかもその相手は網でもデブでもない。

 

 

Y子ちゃんにだ。

 

 

 

レゴC「Y子ちゃん!!大丈夫???」

恐る恐る声をかけた。

するとゆっくりと何か呟きながらY子ちゃんは起き上がった。

 

Y子『・・・・・・・・・・ じゃん

 

んっ???

 

Y子ちゃんは立ち上がって、少し前で横たわっている赤い迷彩の塊を一瞬見てから俺の方を見て。

 

Y子『・・じゃん。』

と一言つぶやいて去っていった。

 

 

その一言は今でも覚えています。

お前赤組レベルじゃねーかよ。と言いたかったのかそれとも、翔平のやろーこけやがって目障りなんだよその赤いウェアもな。と言いたかったのか。今となっては真相はわかりませんが、きっと後者でしょう。。

 

それでからというもの、スキーも雪も嫌いになりました。

なぜか翔平も嫌いです。

Y子ちゃんとはそれからギクシャクして、なんとなく距離ができたしまったのです。

中学卒業後になぜか少しだけ仲良くなりました。今でも年に1度くらいは連絡がきます。前回来た電話では、

Y子ちゃん『ねー、新しいGARO(パチンコ)打った??』

 

でした。

あんなに清楚な感じの女の子だったのに。

 

何があったんだろう。

 

いつか聞けたらいいなぁ。

 

                            完。